音楽家からの贈り物

音楽は、喜びや感動を与えてくれたり、時に優しく寄り添い、励ましてくれる。クラシック音楽のイベントやコンサート等の主催、オススメの音楽・映像・アーティスト、コンサート、イベント等の紹介を通じて、音楽家からの素晴らしい音楽の贈り物をご紹介して参ります。

合唱団の皆さんの苦労が身に染みて分かりました(´;ω;`)

私が特定の合唱団に所属し、本格的に合唱を始めてまもなく8ヶ月目。現在挑戦しているのは、モーツァルト:ミサ曲ハ短調, K.427 (K.417a)[バイヤー版]で、9月の本番まで残り1ヶ月程となりました。

今年から私が所属している合唱団は総勢200名を超える大所帯で、テノール・バスがそれぞれ30名程、ソプラノ・アルトがそれぞれ90名程います。「サントリー1万人の第九」や「国技館5千人の第九」を歌った私からすると、むしろ団員数はかなり減ってはいますが(笑)。そもそも比べる対象ではありませんけどね(;'∀')

練習は月5回の定期練習に加え、6月には土日で計11時間の男声強化練習が、7月には1泊2日の強化合宿があったり、これまで経験してきたイベント的な楽しさとは違う合唱の世界に飛び込んでいます。

私はベートーヴェンの第九しか歌った経験がなかったのですが、モーツァルト:ミサ曲ハ短調は混声4部合唱(ソプラノ・アルト・テノール・バス)だけでなく、最大で8分二重合唱となります。例えば、バスだと「バスⅠ」と「バスⅡ」と、それぞれ違うパートを歌う部分が出てくるのです。

実際に練習を始めてみて、困惑したり、悩んだり、失敗したりの連続です。入るタイミングがうまく取れずに歌えなかったり、間違って早く入ったり、他のパートを聴きすぎてその音に引っ張られてしまったり、等々。自己の音楽を磨きつつ、互いの音を聴き、尊重し、一つの物を創り上げていく事の難しさを感じながら練習に励む日々です。

『個』をしっかり持ちつつ、『集団』にうまく融合させるのは決して容易な事ではない。何気なく聴いていた合唱でしたが、自らの挑戦を通じて、合唱団の皆さんの苦労が、身に染みてよく分かりました。素晴らしい合唱を聴かせて頂いている裏側では、合唱団員の皆さんのものすごい苦労や苦しみが隠れている。それを思うと、合唱を聴く時の感じ方が以前とは大きく変わりました。

今回は、モーツァルト:ミサ曲ハ短調の8分二重合唱の部分である、モーツァルト:ミサ曲ハ短調より、第2曲 グローリア(Gloria)第5部 世の罪を除きたもう主よ(Qui tollis)からお聴きください。

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